こんにちは、クマノミです。
お金の勉強をし始めた方、投資に興味のある方でしたら、1度は配当金をもらってみたいと思いませんか?
僕自身も始めて振り込まれた時はうれしかったです。
今回は配当金について、わかりやすくメリット・デメリットに分けて解説していこうと思います。
配当金を投資した人と、まだしていない人とのギャップもありますので、経験談も含めてみて頂ければ幸いです!
配当金について
そもそも配当金とは何か?
しっかり利益を出している企業が、社内にお金を抱え込んでいることを、「内部留保」といいます。
この「内部留保」をしているという事は、今回のコロナ禍においては非常に重要な役割を果たしたと言えます。企業の体力そのものだからです。
ですが、上場をしていると株主達から、「ため込まんと事業に投資して利益あげるか、ワシらに分けんかい!!」と圧力がかかります。
この「分ける」部分が、配当金になります。
利益を再投資してさらなる利益を上げるか、投資家に配当金を出すのか、有事に備えて内部留保という形でため込む、この3つのバランスを企業は景気を見ながら考えています。
どう計算されるのか?
先ほど、定義のところで「一定割合」という言葉を使いました。
この「一定割合」とはどういう風に計算されるのかご紹介します。
これは配当金投資をするうえで、必ずチェックするべき項目ですので、是非気合いを入れてごらんください。
基本的に投資家は、はじめに下記2つの項目をチェックします。
- 配当利回り
- 配当性向
それぞれについて、簡単に解説していきます。
配当利回りについて
株価に対して、一株あたりどれだけ配当金を出しているかを見る指標です。
計算式:配当利回り(%)=一株当たり年間配当(予)÷株価×100
この計算式で求められます。
例えば、
- 一株当たり年間配当…10円
- 株価…1000円
- 100株保有(最低単元株数)
とすると、10円÷1000円×100=1%となり、配当利回りが1%という事になります。
配当利回り1%だと、100万円投資をして年間1万円配当金が手に入ります。
例えばこれが、一株当たり年間配当が30円だと、配当利回りは3%となります。
配当性向とは?
これは、企業が利益のうちにどれくらいの割合を株主に分配するのかを見る指標です。
計算式:配当性向(%)=配当金支払総額(予)÷当期純利益×100
または
計算式:配当性向(%)=一株当たり年間配当(予)÷一株当たり純利益(EPS)×100
一つの基準として、成熟した企業だと配当性向は「20~30%」になることもあります。
しかし、ベンチャー企業のように成長の途中であれば、配当性向は0%でどんどん成長して、株価を2倍3倍…10倍となることもあります。10倍(テンバガー)は夢ですね…!
何が言いたいかといいますと、配当性向が低ければ「悪い!」というわけではなく、その企業の成熟度によっても大きく変わります。
しっかり経験を積んで、見極めていきたいところですね!
高配当投資のメリット
完全な不労所得
僕はあまり好きな言葉ではありませんが、「不労所得」と言われることが多いです。
配当金というのは、初めにしっかりリサーチさえすればそのあとは、企業が頑張って売上を上げて配当金を出すので、労力が必要ありません。
もちろん、月一回など企業の動向をチェックするくらいはしますが、基本的には何も関与することなく「ほったらかし」でお金が入ってきます。
恐らく配当金投資をする投資家のほとんどが、この魅力に憧れて投資されるのではないでしょうか。
預金利回りより高く回せる
あなたもご存知の通り、銀行預金金利は「0.001%」です。
100万円入れて、年間10円ですよ! 神様も驚きの金利の低さです。
そんな超低金利な銀行預金金利に比べると、高配当株では「2~3%」を現実的に狙えます。
200倍から300倍の利回りとは、中々のインパクトですね。
預金するなら、高配当株に投資をして、配当金をもらいながら少しずつ増やしていく選択肢もありですね。
複利の力を発揮できる
それでは早速、あなたは投資をして無事配当金が入金されました。
その配当金をどうしますか?
もちろん、浪費に使うのもいいですよね!他には、家賃に充てると生活もだいぶ楽になります。
人それぞれですが、個人的にはカツカツでなければ是非とも「配当金は再投資」することをお勧めします!
なぜかといいますと、振り込まれた配当金を再投資することで、「複利」の力を発揮することが出来るからです。
詳しくは過去にも解説しているので、チェックしてみてください。

簡単に言いますと、100万円を3%の配当利回りの企業に投資をしているとします。
そして、無事3万円が分配されたらその3万円をさらに再投資します。
そうすることで、103万円に対して3%の配当が出ることになり、30900円の配当金を手に入れることができます。配当金の額が増えていますね!
元金をどんどん雪だるま式に大きくして、受け取る配当金を膨らませることができるという事です!
いかがだったでしょうか?夢のような話ですよね。複利の力は本当に恐るべしです!
そんな強烈なメリットをほこる配当金ですが、デメリットも見ていきましょう。
高配当投資のデメリット
元本割れのリスク
あくまで投資ですので、「元本割れ」のリスクがあります。
例えば、毎年の配当金は入ってくるのですが、「株価」自体が大きく下がってしまうこともあります。
不労所得の一部とはいえ、企業の動向は定期的にチェックするべきだと言ったのは、このためです。
不正会計や大損害を出してしまったことで、株価が大きく下落して投資元本を大きく割る、そんな可能性も加味することが重要です。
そのために多くの投資家は「分散投資」をするのです。
卵は一つのかごに盛るな。という事です。分散投資については、こちらの記事でも解説しているので、チェックしてみてください。

配当利回りが減るリスク
先ほどの元本割れのリスクに近いリスクです。
同様に何かしらの原因で大きな損害を出した場合に、配当金を出せなくなることもゼロではありません。
連続増配株や何十年も高配当株に属されている企業もありますが、今は一昔と違い、時代の流れが非常に早いです。
特にインターネットそしてスマホが出てきてからは、今までの当たり前が通用しなくなることも考えられます。
加えて、昨今のコロナの情勢からテクノロジーに適応する動きがみられます。そういったことも踏まえて、企業の動向を全く見ないというよりも定期的にチェックするべきだと言えます。
少額だと効果が薄い
個人的には、このデメリット(?)が思ったより、大きな気づきでした。
やはり、自分の資金を企業に投資をしますので、50万円、100万円というのはただの数字ではなく汗水たらして稼いだ大金です。
例えば、3%の配当利回りの企業に100万円投資をして、1年間で得られる配当金は3万円です。
正直、この大金を投資して、1年間でたった3万円か…と思う人も出てくるかと思います。
何を隠そう、僕もそう思った一人だからです。微笑
「配当金でFIRE達成するでぇー!!」と言っている人の年間生活費が300万円だとします。
先ほど同様に3%の配当利回りを出している企業に投資をするなら、1億2500万円必要という事です。実は、説明を簡単にするために先ほどまでは税金を省いて、説明をしました。
実際のところ、約20%の税金がかかりますので、1億2500万円の元本が必要になるという事です。
思っていたよりも、かなりハードル高いですよね汗
逆に裏を返せば、1億円規模の元本があれば配当金のインパクトは非常に大きいという事もご理解いただけるかと思います。
ですので、もし高配当株に投資をすると方向性を定めたなら、是非以下のことを気にしていくといいと思います。
おすすめは、毎月の入金力あげて、配当金再投資をすることが非常に再現性高く複利の恩恵を授かれるのではないでしょうか!
いかがだったでしょうか。
今回は高配当株投資が注目されているので、メリットだけでなく、実際のところのデメリットも併せて解説しました。
実際に少額でもいいので、投資をしてみて実感していただくことが一番早いのではないかと思います!
慣れてきたら、入金力をあげて銘柄選定をしていきましょう!
それではまた!
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