営業だけなく、本社勤務の人でも企画などを社内向けに発表する機会があると思います。
今では、ZOOMなどが普及して来て、やり方は多少変わりましたが、本質は変わりません。
そこで、常に人前で話す仕事をしている私が「プレゼン」について書いていこうと思います。
僕は、最初は人前に立って説明すると、緊張しすぎて、今何を話しているかわからなくなってしまうくらい、苦手でした。ですが、先輩の教えとトレーニングで今では、むしろ人前に出て話すのが好きになりました。
その教えの内容も含めて、書いていこうと思います。
「目的」は何か?

必ず意識しないといけないのが、「目的」です。
新人の時にプレゼン練習で聞き手役の先輩から「このプレゼンの目的は何?」と必ず聞かれておりました。
「この「目的」がぶれているとプレゼンをする意味は全くない。」「もはや時間の無駄。」と言われて育ってきました。笑
ですが、本当にほかの人を見ていても、なんとなくプレゼンしている人って結構いませんか?
改めて考えてみましょう。プレゼンをする「目的」は【人を動かす】ことです。
やってはいけないこと

動かすことが「目的」なら、「動かす」ために絶対にやってはいけないことから見ていきたいと思います。
「目的」のない発表
先ほどの流れから、これはNGなのはお判りいただけるかと思います。
ただスライドを読み上げる
これやっている人意外と多いんです。
実は、聞き手になったらよくわかるのですが、スライド読み上げている時思いませんか?
「これだと、読むだけなら自分にも出来る」
ということは、この人じゃないと駄目な理由もなければ、この時間も無駄になってしまいます。
こういう事にならないためにも、プレゼンを聞く機会があれば、まずは「聞き手」という立場を意識して聞いてみてください。読み上げるだけの発表は、思ってたより苦痛です、、笑
意識すること

「伝える」のではなく、「伝わる」言い方を
結構見落としがちなのですが、余裕がないあまり、必死に「伝え」ようとしている人が多いです。
ですが、この「伝える」という行為は、【私】が主役です。
考えてみてください。
冒頭に申し上げた通り、プレゼンの「目的」は相手を「動かす」ことです。
そうすると、主語が「相手」にならないといけません。
- 「相手」がどう思ったか?
- 「相手」がどう感じたか?
- 「相手」からどんなフィードバックがあるか
- 「相手」がどんな様子で聞いているか
- このプレゼンで「相手」が理解してくれそうか
- このプレゼンで「相手」が動いてくれそうか
「目的」を今一度意識していただき、伝えるのではなく、「伝わる」内容で進めると圧倒的に成果は変わります。
何度も「口に出して」練習する
基本をおろそかにしては、上達はしません。
ポイントは、「口に出す」ことです。
これには、2つの理由があります。
1つ目は、口に出すことで、「話す」「聞く」の2つのルートからインプットでき、非常に効率的に覚えることができます。音読と同じ原理ですね。
2つ目は、意外と口に出して練習すると「話せないこと」が分かります。そこで、つぶやきながら、「ああでもない、こうでもない」といい方を修正します。そうすること、「自分の言葉」で説明できるようになれば、スライドを読み上げて、聞き手に負担をかける事にもなりません。
この2つ目の「自分の言葉」で話せるようになって、始めてプレゼンが出来る状態になったと言えます。
聞き手を巻き込む

営業所が変わったタイミングで、全国で1番売っている先輩からもらったアドバイスの一つです。
僕自身、それまでも結構な場数は踏んでいましたが、「聞き手を巻き込む」ことを実践すると、全く違った成果を得られるようになりました。
1つは、聞き手が他人事だと思わず、しっかり聞いてくれる。
2つ目は、周りの人に事前に根回しをして、こちら側の意見に誘導することも可能です。僕は結構、このパターンを使います。ネゴした人に話をわざと振って、プレゼンの途中でディスカッションにします。
「目的」は【相手を動かす】ことですよね?自分一人で難しいのであれば、影響力のある周りも巻き込み、ディスカッションをメインにすれば、より「目的達成」に近づけます。
これは、少しレベルの高いことだとは思いますが、少しずつ実践で取り入れていけば意外とできますし、チャレンジした分、リターンも取れると思います。
いかがだったでしょうか。
大切なのは、「目的」は何か?です。
必ず、ここだけは明確にして望んでください。
そして、主役は「相手」です。「相手」にどうなってほしいかをイメージして、練習してみてください。
マインドと、テクニックを合わせてご紹介しましたが、本日ご紹介した内容だけでも、全然変わってくると思います。
是非、自分のスタイルを見つけてチャレンジしてみてください^^
それではまた!
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