お金を増やしていくにあたって、投資をすると思います。
僕自身も現在、投資歴はわずか3年ほどですが、「複利」の力はとてつもなく大きく、重要だと考えます。
その「複利」について、具体的な数字を用いて解説しようと思います。
そもそも「複利」とは？
まず、「複利」の説明に入る前に、イメージしてもらうために「単利」の説明からします。
「単利」とは、元金に対してそのまま金利が付くことを言います。
例えば、100万円の元金があるとして、1年間で5％の利回りの出る投資商品があるとします。その場合は、1年後には「105万円」になります。計算しやすいため、毎年一定の利回りと仮定してですが、毎年5％の利回りが出るなら、その次の年も100万円の5％なので、5万円が利息として付きます。
要は、上記の条件では毎年5万円が金利として、運用益となります。
ポイントは、「元金」のみに対して、利回りが発生するという事です。
一方で、「複利」は「元金」から発生した「金利」もひっくるめます。これを雪だるまと表現されることもあります。要は、単利では「元金」のみに金利が発生しますが、「複利」では「元金＋金利」に対して、金利が発生します。
文字だけ見てもわかりずらいですよね。笑 複利の説明の際に、先ほどの単利の話も併せて見てイメージしてみてください。
なぜ「複利」がすごいのか
30年で約1.7倍！？
はじめに、金融庁のグラフが分かりやすいので、ご覧ください。
この黄色の部分が金利です。
長期間積立をすると、600万円に176万円が運用益として上乗せされることになります。
そして、複利の場合ですと、金利部分が増加傾向にあることがご理解いただけるかと思います。
また、さらに先ほどご紹介しました、「単利」と「複利」の違いについても図を見て頂ければと思います。
こちらは、30年間、毎月5万円を積み立てて、年利5％で運用した結果です。「単利」と「複利」では、8年くらいから少しずつ差が開き始めているのが、お分かりになるかと思います。
「単利」と比較して、「複利」の運用だと30年後では、約1.7倍もの差が出ています。積み立てている期間が長いので、元金も膨れ上がり、その1.7倍となると本当に大きな数字になります。
「投資を始めるのは、早いほうがいい！」という本当の理由は、この「複利」の効果にあるという事ですね。
だから多くの人が「長期積立」をするということですね！
やはり、短期投資になると、トレード要素が強くなり、難易度が一気に跳ね上がります。対して、長期積立ですと、決められた期間において淡々と買うだけです。暴落時にも買い続けることが重要です。ここについては、別の記事で書きたいと思います。
小さく実践する
かくいう僕も投資を始めてそんなに経っていませんので、運用益としては本当に微々たる数字です。
大学生の時に金持ち父さん貧乏父さんを読んだことで、投資の重要を理解して、勉強を始めました。そこから、様々な投資の本を読んだり、実際に証券口座に入れて、インデックス、個別株、ETFなど買ったりして、今実践中です。
ここで、実体験を踏まえてのポイントは必ず、小さく始めることをお勧めします。自分のなくなってもいいと思える金額を投資に充てることで、四六時中画面張り付かずに済みます。僕自身もFXでレバレッジをかけて、しっかりお金を溶かしました（真顔）
ですので、小さく始めて、仮説と検証を繰り返してください。金額が小さいと、利益も小さいので、インパクトはとても少ないですが、むしろ少なくていいと思います。慣れてきてから、積立の金額を徐々に上げていくことで、自分のリスクのコントロールをしてみてください！
以上のように、酸っぱい経験をしていても、この「複利」について、理解できたときに本当に若い時に知ることが出来てよかったと、心の底から思いました。（本当に）なぜなら、まだまだやり直しもききますし、今でも株式を中心に堅実に投資をしているからです。
今では、微々たる数字の変化ですが、将来の雪だるまを育てるべく、今はその「芯」の部分を大きくしていきたいと思います。
最後に皆さんもよくご存知の相対性理論を発見した、アルバート・アインシュタイン博士のこの言葉を残りしていきたいと思います。
「複利は人類による最大の発明だ。知っている人は複利で稼ぎ、知らない人は利息を払う」
アルバート・アインシュタイン
いかがだったでしょうか。
いつかは書きたいと思っていた投資をテーマにやっと書けました！友達や10個以上、年上の先輩からもよく質問を受けるので、この場でも積極的に取り扱っていきたいと思います。
是非、皆さんと一緒に大切なお金を増やして、「選択肢」を増やしていきたいと思います。
以上、参考になれば嬉しいです。それではまた！
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