こんにちは、クマノミです。
あなたは、最近泣きましたか?
泣いたとしたら、どういう時に泣いたでしょうか?
僕自身、社会人になりたての時と就職活動している時に、泣ける映画を漁っていました。
今思えば、分かりやすくストレス溜め込んでた時期なんやなぁと気づきがあります。笑
僕たちは、大人になるにつれて「泣く」事を出来るだけ抑えるようになっています。
だからこそ、その「泣く」という行為を貴重であると捉えて、参考にしてみてください。
「涙」には3種類の役割
- 目の機能を保護する、「基礎分泌の涙」
- 外部からの刺激による、「反射の涙」
- 感情が高ぶる事により、「情動の涙」
「目にゴミが入った!」といった場合に出る涙は、目を保護する機能になります。
また、ドラマや映画を見て感動した時に出る涙は、「情動の涙」という事がお分り頂けると思います。
今回のメインは、「泣く」事の影響についてなので、ここはさらっと進めていきます。
「泣く」事の影響
リラックスした状態になる
人は、ストレス状態になるときは、「交感神経アドレナリン系」が亢進している状態と言われています。
なので、ドラマや映画、本などを読むときに自然とリラックスした状態から、泣くのでさらに副交感神経が優位になります。
このリラックスに直接的にかかわる「副交感神経」を優位に持っていくのが、涙であり、その泣ける環境である事も重要です。
特に、交感神経が優位になって、興奮状態からリラックスさせるのは、「睡眠」と「涙」だけとも言われています。
自分の経験を振り返ってみても、確かに思い当たる節があります。
小学生の時に友達と喧嘩している時は、めちゃくちゃ興奮しているくせに泣き始めると消沈していく経験があります。笑
それくらい「涙」がもたらす、リラックス効果はテキメンであるという事ですね。
心のデトックス効果
涙には、コルチゾールというホルモンを低下させる作用があります。
コルチゾールは別名「ストレスホルモン」と呼ばれており、精神的にも身体的にもよくないです。
涙というのは、そのコルチゾールを体の外に出す働きがあると言われております。
なので、泣いた後にスッキリするのはその作用だとも言われています。
悪いものを体外に排出までしてくれるとは、すごいですね!
安眠効果
泣いた後は、どっと疲れませんか?
思っている以上に疲労感が出て来ており、そのせいでしっかり眠れるとも言われています。
確かに思い返せば、泣ける映画を見た日の夜は、結構ぐっすり寝ていた印象があります。
リラックスのところでも上げましたが、興奮状態を抑える時には、「睡眠」と「涙」が重要になります。
という事は、副交感神経を優位にさせるので、より深い睡眠が出来る可能性があるという事ですね。
余談:役者の涙と感動の涙には違いがあるのか?
ある論文に面白い実験がありました。【涙とストレス緩和 2007年129巻2号2月号 (jst.go.jp)】
主な内容は涙について、上記のようにリラックス作用がある事が書かれているものでした。
その中で、役者の涙と僕たちが感動した時の涙に違いがあるかどうかを見ていました。
というのも、役者の泣くという行為には、「泣こうとして」泣く行為に至るので、意識的にその状態に持っていくからです。
しかし、僕たちが感動して泣くときは「よし、泣こう!」と思わないはずです。
グッと感動した時に無意識的に涙が出るはずです。
笑いという行為自体には、元気にする事からストレス緩和作用もあります。
なのでこの論文曰く、同じ「涙」でも質的に違ったストレス緩和作用があるという事です。
面白いですよね!役者の涙が脳内では笑いに近い状況を作り上げているなんて…
画面の向こうで見ている側とは逆の作用が起こっているというなんとも面白い現象ですね。
気になった方は、この論文をチェックしてみてください。
まとめ
いかがだったでしょうか。まとめると以下の通りです。
①リラックス効果…副交感神経を活性化させることでリラックスした状態になる
②デトックス効果…コルチゾールという別名:ストレスホルモンを体外に出すことで、悪いものを排除できる
③睡眠効果…泣くことで披露することと、寝る際には副交感神経も優位になるから更にリラックスした状態になる
・役者の涙は、脳内では僕たちの笑っている状態に近いことが分かった
僕たちは、悔しい時や、寂しい時、たまに笑い泣きと大人になるにつれて、泣くことを抑えるようになってきました。
そんな「涙」に対して、様々な試験でもリラックス効果など、精神的なメリットは注目されています。
僕の経験則からも、ぜひストレス溜まっているなと少しでも思ったら、泣ける本や映画なども漁ってみてください。
ホンマにめっちゃぐっすり眠れます。ただ次の日に目が腫れる事はありますが。笑
親子愛に弱い方はぜひチェックしてみてください。

それではまた!
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