失敗しないために知っておくべき、ビジネスを始める際のポイントとは?

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こんにちは、クマノミです。

最近起業の本を何冊か読んでいく中で、面白い本に出会いましたので、ご紹介します。

著者は「事業家bot」という方です。

この方は、東京大学在学中に企業をして、中退されております。

その後、フランチャイズチェーンを事業売却した後に、再度企業をして現在年商10億円以上の会社を経営されております。

本書は、事業していく中での重要な共通点をまとめた本になります。

それでは、早速本題に入っていきましょう!

▼このブログを読んでわかる事
・避けるべきビジネスの特徴
・儲かるビジネスモデルと具体例
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こういうビジネスは儲からない

「誰でも、簡単に、必ず儲かる」

これは、ビジネスの原理に反しているからだと著者は言います。

対して、儲かるビジネスというのは、「需要に対して供給が少ない」➡超過利益が出るという法則になっているからです。

この原則と比べてみると、全く逆なのは一目瞭然ですね。

クマノミ
クマノミ

誰でも簡単にできたら、みんなやっているわ!

それではサービスを使いたい人の立場に立ってみましょう。

仮に、「誰でも、簡単にできるビジネス」があったとします。

そうすると、受け手は「選び放題」ですよね。その後の展開は想像に難くありません。

そうです、「価格競争」になるのです。

周りも値段を下げていき、自分たちも下げざるを得ない状況になっていきます。

そうなると、当初の予定よりもはるかに利益が出にくいビジネスとなり、到底儲かるビジネスとは言えなくなります。

初期投資が重過ぎるビジネス

ここで著者が出している不等式があります。

r(資本収益率)> g(経済成長率)

これは、トマ・ピケティが提唱している式です。

資本への投資による利益の成長率が、労働収入によって得られる賃金上昇率を常に上回る状態事を言います。

要するに、「投資の収入が、働いて得られる収入より効率よく稼げること」を意味します。

資本主義においては、外せない考え方ですね。

ここでは、ビジネスの視点で見ていきます。

初期投資が大きすぎると、働いて得られる利益を作り出しても、借金が一向に減りません。

また、もし予定と違い思っていた以上に継続する事が困難なこともあります。

その際に、身軽に「じゃあやめて、こうしよう」と切り返しが出来ません。

そう考えると、出来るだけ少ない初期投資から始めると、柔軟に対応も出来る様になります。

投資する金額とそこから得られる利益をしっかり念頭に置いて始めるのが、大切ですね。

自分が詳しくないビジネス

まず、顧客に説明が出来ませんし、熱意もありません。

一方で、「自分がこの商品を欲しいから作る」事に関しては、有りだと言っております。

なるほど、「ないから、作る」という訳ですね。

作る過程の中で、勉強もしていくし、後は作る理由が自分の中にあるので、熱量もすごいですよね。

結局、どれだけの熱量(パッション)を持っているか、というのは大切だそうです。

何を重要視するか

LTV > CAC

暗号か!ってなりますね。詳しく見ていきます。

・LTV(ライフタイムバリュー)…1人の顧客が通年でいくらの利益を出すのか
・CAC(顧客獲得コスト)…顧客1人を獲得するための、営業コスト・マーケティングコスト

要するに、営業やマーケティングにかかるお金よりも、1人のお客さんが払うお金がどれだけ大きいかをシンプルに表している公式です。

言っていることは、イメージしやすいですよね。

いくら顧客を呼び込むとは言え、許容出来る金額以上に集客にコストをかけても、それをペイできるだけの売上を出さないと思いっきり赤字だからです。

実際に、粗利を出したいなら自然とこの点は意識しないと倒産してしまいます。

なので、僕がこれを見た時は、「どれだけシビアに粗利を出せるかを見る」事が重要だと解釈しました。

そうじゃないと生き残っていけないからです。

消費者から買う

消費者に売るのではなく、消費者から「買う」のです。

なぜなら、消費者は「買う」事に対しては「消費」とついているだけあって、プロなのです。

しかし、反対に「売る」事についてはド素人なのです。

よくよく考えてみると、今まではフリーマーケットや古本屋さんに持って行くくらいでしたよね。

しかし、日用品だとメルカリなどで簡単に売買が出来るようになりました。

しかし、どれだけ以前よりも売買する機会が出来てきたとはいえ、車や家など専門的な分野はそんなに親しみはないはずです。

その点を儲かる事業をしている人は注目しているという事です。

市場よりも安い価格で買うという事が重要だと言います。

1:n 構造の設計

ここでは、東進衛星スクールを例に出しています。

今までは、塾に生徒さんが来て対面での授業が普通でしたが、東進衛星スクールではハイクオリティの授業を一回取ったら全国のスクール生に配信して聞いてもらえます。

ネットが発達したことで、一度展開したら何十人、何百人、何千人にサービスを届ける事が出来るようになったという事です。

他にも、本やCDも同様のことが言えるとのことです。確かに、1度作れば何冊も刷ったりして流通させればいいのです。

一人一人対応していき、サービスするのではなく、一度作って複数人へ届ける事が出来れば儲かるビジネスになりやすいという事です。

という事は、先ほど挙げた大きな場所を取ってビジネスを始めなくても、小さく始める事が出来ますね。

特にネットビジネスの強さは、「ネットで検索している人全てが対象」になるので、かなり効率的ですよね。

重要なのは、具体的なビジネス案ではなく、今あるビジネスがどんな特徴があるのかをしっかり観察して、分析することだと思いました。

世の中ってうまくできていますね。

まとめ

いかがだったでしょうか。まとめると以下の通りです。

・「誰でも、簡単に、必ず儲かるビジネス」はない
・初期投資が大きすぎるビジネスや自分が詳しくないビジネスもダメ
・LTV>CACが重要 → 粗利を重要視する
・消費者の心理を読み解く
・ネットを中心に1:nで広げる

気にしていないだけで、普段何気なく使っているビジネスの多くが儲かる特徴を持っていますよね

読みながら、あれもこれもそうか、と想像しながら読み進めていけます。

とても示唆に富む内容になっていますので、よかったらチェックしてみてください。

それではまた!

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