【本質に迫る】「今」全力で生きるべき理由

考え方・思考法
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堀江貴文氏ことホリエモン。YouTubeやTwitterではよく見るものの、彼の本は初めて読みました。

本書では、堀江さんが今までどのような人生を送ってきたか、どのようなご家族や友人、恩師に囲まれて生活されてきたのか。そして、事業を立ち上げて、逮捕されるまで何を思い、生きてこられたか描かれております。

正直に申し上げて、こんなに面白く、感動的で、示唆に富む内容だとは思いませんでした!はまりすぎて、すぐ読破してしまいました。

それでは、順番に私クマノミが感動したところ、4つにまとめて書いていきたいと思います。

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今あるゼロの自分に小さなイチを「足す」

この「足す」ことが大切であること、これが本書のキーメッセージになります。

では、初めになぜ「足す」ことが重要なのかを見ていきたいと思います。

堀江さんのメルマガや講演会などのQ&Aでは、「どうすれば成功するか」などいわゆる「掛け算」の仕方を聞く質問をされることが多いとのことです。

これに対して、堀江さんは「ゼロに何を掛けてもゼロだから、まずはイチを足すことが大切である」といいます。その小さな「イチ」とは、「今」できる目の前のことを言うそうです。

  • 1×4=4
  • 2×4=8
  • 5×4=20

初めはだれしもゼロの状態から始まります。そこから、自分自身(左の数字)を地道にイチを足していくことで、4にでもなるし、20にもなり得るといいます。

信用を作るためには、「自分」から

まず、お金というものの、正体から説明は入ります。

堀江さんいわく、「お金とは、信用を数値化したもの」である。1万円札は、日本銀行と日本という国がお金として認めており、私たち国民が日銀や政府を信用しているから、1万円札として使われているのであって、原価はせいぜい数十円程度である。

今では当たり前のように普及しているSNSでもフォロワーが多い人は、信用のある人になる。そのフォロワーが多い人は、お金を作り出すことができるが、お金で信用を作り出すことはできないという。


少し話を脱線しますが、昨今話題になっているクラウドファンディングやオンラインサロンもこれにあたると思います。以前、キングコングの西野さんの動画で、「認知」と「嘘をつく」というグラフで広告のキャッシュポイントをわかりやすく説明されていました。

そこでは、タレントさんは「認知」はあるが、美味しくないものを美味しいといわなければいけない「嘘をつく」分類に入るので、クラウドファンディングやオンラインサロンでも悲惨な結果になっているといっております。

対して、堀江さんや幻冬舎の箕輪さんは「認知」もあるが、なんせ「嘘をつかない」から顧客からのダイレクト課金(オンラインサロンなど)でお金を作り出せるといっておりました。そして、スポンサーはそこに気づき、徐々にダイレクト課金のほうへ移って行ってるとのこと。


ここで言いたいことは、やはり「信用のある人はお金を作り出せる」ということです。

となると、信用を作り出すためには、確実に自分を信用している相手を知ることから始めるのが重要であると本書では述べられております。それが、「自分」です。「自分」を信じると書いて、「自信」といいます。

では、なぜ世の中には、「自信のある人」と「自信のない人」がいるのでしょうか?

それは、圧倒的に経験の差であるといいます。

その経験とは、自らの足で踏みだした歩数によってカウントさえていく。その経験を多く積むことで自信につながり、その自分への信用を得ることが本書のいう「ゼロの自分へ足す小さなイチ」の一つだと思います。

仕事に没頭しろ!

好きな仕事が見つからないとご相談される方が多くいらっしゃる中で、堀江さんは、順序が違うと指摘されてます。

そもそも最初から好きな仕事はなく、その仕事に没頭しているから好きになるといいます。

そして、没頭するためには、自分の手で「ルール」を作ることが重要であるといいます。しかも、その「ルール」も「遠くを見ないこと」がポイントであると述べております。

私も周りを見渡しても、確かに仕事に没頭している人の話を聞いていると勝手に「自分ルール」を作って今月は「~をする!」と言っている人がいました。事実その人は、断トツで仕事が早く、何よりも楽しそうに働いておりました。

やりたいことは全部やれ!

堀江さんの考え方の中に、特にここがアドラーに似ているなと思った点が下記になります。

それは、

人生のどの点においても「今」が1番楽しくありたい。

 

過去でも未来でもなく、とにかく「今」をとことん重視されて生きている。

有名な心理学者のフロイトやユングと違って、アドラーの考え方は一時期話題となりました。私の人生観を大きく形作ったとも言える「嫌われる勇気」で非常にわかりやすく、開設されております。

簡単に言いますと、フロイトやユングは過去の出来事(トラウマなど)が今の私たちを作っている、「原因論」を唱えており、対してアドラーは過去ではなく、~したいから今の私があるといわゆる「目的論」を唱えております。堀江さんの考え方はまさにアドラーの考え方に非常に近いのではないかと思います。

私もこの考え方に近く、過去のことではなく、とにかく「目的」の設定と、そこに対して自分がぶれていないかを徹底的に考えるようにしています。

「冷めてる」、「ドライ」だといわれることもありますが、過去を振り返ろうと思えば、いくらでも後悔もできます。しかし、反省をして次に生かすことを考えないと、そこに立ち止まったままでいつまで経っても次に進めないのです。

なによりも目先の今できることを実行することが、重要であると改めて認識しました。

ほかにも数多くの共感できる部分がありましたが、今回は中でも特に重要だと思った部分をご紹介させていただきました。


いかがだったでしょうか。堀江さんが何を考えて今まで生きてこられたか、かなり深堀りして書かれており私自身は、とても学ぶことが多かった一冊になりました。

やっぱり本ってコスパいいですよね!1500円ほどでその人が経験してきた人生が学べるとは。

そのうえで、自分の今置かれている状況に照らし合わせて、今後自分が一体何ができるのか何が必要なのか、じっくり考える癖をつけると自然と身になる読書術にもなるのかなぁと思ったりしました。

それでは今後もこのような書籍も紹介できればと思います!今回もありがとうございました。

 

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