【もはや道徳】逆ソクラテスとはよく言ったものだ

仕事術
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こんにちは、クマノミです。

今回は少し嗜好を変えて、小説から文字起こししてみようと思います。

今回、読んだ本はこちら!

細かい内容については割愛しますので、ぜひ本書を読んでいただきたいのですが、かなり大人に刺さる内容です。

しかも短編集で5作入っているのかな?

1作ずつ読むのもありなので、サクッと読めます。

それでは要点から入っていきましょう!

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「先入観」が本書のテーマ

簡単なあらすじ

主人公は小学生で物語は進んでいき、ある日転校生がやってきます。

その転校生はそれはもうよく転校を繰り返しているので、よく人を見ています。

というより、かなり達観しています。

僕自身、わりと転校を繰り返してきた方ですが、ここまでにはならなかったです。笑

また、出て来る人も、生徒と先生と分かりやすいコントラストになっているので、そういった意味でもとっかかりやすいです。

話を戻して、この転校生が来たことでこの教室に変化が起きてきます。

見どころは?

さて、簡単なあらすじをご紹介しましたので、早速テーマに入っていきます。

「僕は、そうは、思わない」

これが本書のメッセージです。

かいつまんで説明していきます。

やはり小学生の世界観ってその教室・学校がすべての世界ですよね。

なので、数少ない強い意見の人がいて、その他大勢はどうしても和を乱さないように合わせようとします。

それが教師になることもあるわけです。むしろ小学生にとっては、教師は絶対的存在ですよね。

そんな教師が「決めつけ」をします。

「○○はこうだ。」「○○は女の子みたいだ」など、今の時代に考えたらすぐ問題になるかもしれませんが、こういう事をいう担任が設定です。

この転校生が、担任の教師の「決めつけ」に対して、これはおかしい!と思います。

なぜなら、「決めつけ」とはあくまでも人の「主観」でしかないからです。

あまりにも説明しすぎると面白くないと思いますので、ソクラテスの由来などは本書をお読みください。

僕の身内の話

少し話がそれますが、先ほども言いましたが僕は学生の時に転校を繰り返していました。

幸い、担任の先生や友達にも恵まれていた方だと思っています。

しかし、妹はかなり苦労をしていました。

物事をハッキリ言う性格で女子というのがかなり悪目立ちするんですよね。

それを担任の先生が主導で孤立させたことがありました。

逆ソクラテスを読んでいた時に、あんなに強い妹が毎日泣いて帰ってきた光景がフラッシュバックしました。

いくら主張をしても、教師が絶対的な権力を持っていますし、その教師に好かれる生徒も出てきて、なんなら差別も出てきます。

まぁ人なので理解できなくはないですが、客観的に見ても明らかに逸脱している様子は明白でした。

教師というのは良くも悪くも影響力が強いので、軽い気持ちでいじってはいけないですよね。

それってあなたの意見ですよね?

話を戻して、本書で一番の問題点としている「先入観」について話を進めていきます。

先ほど、「先入観」は主観でしかない事を述べました。

その人本人が思っている事が主観です。

それって、人それぞれですよね?

客観的に判断できるデータでもなく、「あなたが思った事」です。

まさしくこれですね。過去の記事に使った画像です。

https://note.com/mukkanotes/n/nc884d8c6d301 より引用

【今日から騙されないために】意見と事実の見分けと注意点
こんにちは、クマノミです。 ここ1年半ほど、コロナウイルスの報道を見て思うことが、人の感想と研究結果をごちゃ混ぜにしている事に違和感を感じている事です。 特にワクチンもそうですよね。 個人の実経験を話しているのか、臨床試験...

人の数だけ主観があるわけで、自分の影響力を使って教師の主観を発信する事に転校生は異を唱えるのです。

ここが面白いです。

いうべきことはハッキリ言う。

何を言うのかというと、冒頭にもありました、「僕は、そうは、思わない」です。

あなたの意見が必ずしも私と同じではない。

ここの意思表示をすることが重要だと言います。

仕事にも通ずる?

本書を読んでいく中で、まさしく会社でも同じ事が言えると思いました。

上司や意見の強い人に流される事がよく起きている中、「僕は、そうは、思わない」と言える人がどれだけいるのでしょうか?

狭いコミュニティによくあるケースです。

言った日にはその輪から外されるリスクを負って発言する事がどれだけ難しいかは、あなたもご存知のことだと思います。

わざわざいう必要はありませんが、「これは違う」と思う事が大切だと思います。

しっかり自分の意見・芯を持って、なぜそうしたいのか、なぜそう思うのか。

自分に対して、常になぜ?を繰り返して自問自答することが大切です。

僕が思う事

人の「決めつけ」や「押し付け」ってよくある事象です。

そこに流される事もあると思います。

実際に、僕もよく流されていました。

ですが、今では流されそうになった時に思います。

「僕は今、誰の人生を生きている?」

自分の人生は自分のものです。

そして、責任を取れるのも自分です。

選択をするという事は責任を負うという事。

であれば、自分で選択して、自分で責任を負う事が「自分の人生を生きる」という事かなと思います。

迷いそうになったときは、「誰の人生を生きている?」と自分に問いかけるのはオススメです。

よかったら参考にしてみてください^^

本書もとても読みやすくオススメです。

それではまた!

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